3941号 さて。先日、NHK大河「青天を衝け」について不満を書いた。 以前から私は書いているのだが、江戸から明治、特に、江戸・東京人のこの時代の変化のことがとても気になっている。 また、これは同時に明治という時代の評価、ということにもつながっている。 動機としては、明治という時代の評価がなにやら違っているのではないか、ということなのである。 特に、司馬遼太郎⇒NHK大河、という組み合わせの中で、流布されている明治評価である。端的にいえば、明治万歳、という評価、で、ある。 明治という時代の評価はとても大事である。なんとなれば、明治という時代は、昭和の太平洋戦争の敗戦という結末を迎えているという…