小説 金融庁【電子書籍】[ 江上剛 ]価格: 785 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 父が株投資に失敗して、借金を苦に自殺する。少年期に父は銀行に殺されたとの思いを抱いた長男の松嶋哲夫は、大学進学を断念して銀行の監督を行う東北財務局に就職する。その後大蔵省本庁、そして金融庁に異動して、周囲も怖れる厳格な検査官との評判を得る。 次男の松嶋直哉は、兄哲夫の金銭的な支援もあり東大法学部に進学して、兄が嫌っていた銀行の1つ、五輪銀行に就職して、エリート街道を突き進む。ところが五輪銀行は無理をして合併して大東五輪銀行となったが、その経緯で巨額の不良債権が隠され、その規模は銀行の存続を脅かすほどと噂され…