非火山性の温泉 最近次々と誕生する新しい温泉施設の多くは、火山などと全く無縁の山間部や平野部などにあります。便利な都市の中心部にもこのような温泉が目立つようになりました。このような温泉では、なぜ、井戸水と違った比較的高温の温泉水が得られるのでしょうか。 一般的に、地下へ100m深くなると温度がおおよそ3℃(平均値)高くなることが知られています。これを地下増温率又は地温勾配と言います。新しく誕生する非火山性の温泉のほとんどがこの地下増温率によるもので、多くの温泉は1500m前後掘削して、地下深くに貯えられている地下増温率によって温められた温泉水(深層熱水)をくみ出しています。ただし、どこでも掘削…