それは油膜ではありません 勤務している職場のまわりの溝の至るところに、油膜のようなものができていました。 水路にみられる「油膜状バイオフィルム」 これは、温泉や温泉の排水溝などの水面でもよく見かける「油膜状バイオフィルム」と呼ばれる、「鉄バクテリア (鉄酸化細菌)」がつくる「微生物皮膜」で、よく油がが浮いているのと間違われるものです。近くでよく見ると、油光沢はあるものの、油ではないことがわかります。 自然界にごく普通に存在している「鉄酸化細菌」が、鉄分の多い水や温泉の水面で繁殖し、2価の鉄と二酸化炭素を含む「水や温泉水」から、黄褐色の3価の鉄(水酸化鉄)をつくり、その過程でエネルギーや、「自分…