加仁湯温泉から鬼怒川温泉駅までバスが山間をくねりながら2時間半。 山の中腹を回り込むようにクネクネと運転するので三半規管にもストレスがかかる。片方は山側の絶壁、もう片方は谷側の絶壁でその他の風景の変化はなくひたすら蛇行する道を運転し続ける運転手さんは慣れた道とはいえ、大変な精神力の持ち主だ。 谷側はダムや川なので、もし間違えれば川やダムに真っ逆さまに落ちる。1時間過ぎた所で少し休憩を入れる。ここまでは人里もなく、ただ谷間を走ってきた。 休憩出来るのは集落で廃校になった中学校が停留所であったり、集落の集会場であったり、釣り客のための食堂兼休憩所など僅かでも人の集まりが感じられる。ここまで来ると運…