< 科学の基礎研究ってすごく大事だって科学者たちは言ってますけど 国は協力的じゃないみたい > 戦後間もない1949年にノーベル物理学賞を受賞した「湯川秀樹(1907~1981)」が1947年に発表して、1952年に国語の教科書に載った詩「原子と人間」 人間はまだこの世に生まれていなかった アミーバもまだ見えなかった 原子はしかし既にそこにあった(中略) 人間はしかしまだ原子を知らなかった 人間の目には見えなかったからである(中略) そうこうする中にまた二千年の歳月が流れた 「科学者」と呼ばれる人達が次々と登場してきた 原子の姿が急にはっきりしてきた それがどんなに小さなものであるか それがど…