満州映画協会の略。「満州国」で、「満州建国精神の普及徹底」を目的に作られた国策会社。 甘粕正彦が理事長として君臨していたこともで知られる。
平山周吉著「満洲国グランドホテル」 2022/5/21 東京新聞 満洲国(1932~45)は関東軍が実権を握る、大日本帝国の傀儡国家であった。とはいえ、そこには「五族協和」の理想を信じる日本人も確かに存在していた。昭和の日本人による多民族国家の実験は悲劇的な結果に終わるが、この壮大な失敗から令和の日本人が学ぶべきことは今なお多い。満洲国史はもう一つの「昭和史」だからである。 この「実験国家」をバランスよく正確に理解すべく、著者は斬新な工夫をほどこしている。一つの舞台に多くの人物が次々に登場し、おのおの以の物語が同時進行する「グランドホテル形式」と呼ばれる映画の構成法である。その名作『グランドホ…
図解塾4期② 本日はあの「一太郎」「花子」で時代を席巻したジャストシステム創業者の浮川初子(MetaMoji専務)さんと、そのチームも参加されて、普段とは違う雰囲気の中で進行しました。浮川和宣社長からも挨拶をしていただきました。 2005年に発売となった『図解マスター』のプロジェクトで表参道のジャストシステム本社でお二人と議論をしたことを思い出します。 久恒啓一図解Web :: 図解マスター 以下、受講生の「本日の学び」から。 本日もありがとうございました。遅れてしまい申し訳ありませんでした。浮川さんご夫妻にお会いできるとは思ってませんでした。MetamojiNoteはいいですね。紙に書いたも…
PNC会員へ・・・ 会員のみなさま 1581 後醍院 廣幸 おはようございます。本日は2021年11月28日(日)、現在は朝の7時半です。 やはり今日も好天で寒いです。空には雲一つないドピーカン状態です。と言ってもほゞやることは無く、”じゅんさい池1周ウォーキング”ぐらいが予定と言えるしかない日曜日です。土曜日の朝に久々に仙台から帰京していた息子は今日の日曜日の未明には(夜中起床)仕事場に返って行ったようで、当方らが起きたらもう寝床は空となっていました。それでも息子が大好物のマカロニグラタンは2皿とも完食していました。この辺はしっかりしています。 天候ですが、今日と明日は晴れてその後の2日間ほ…
そういえば登録販売者試験受かってました 合格率42.5%位でビビりました。 参加してない人結構いたからってのもあると思います。私の前の席とさらに前の席欠席してました。 周りも結構空いてるとこは空いてました。 今年の北海道は4章が激ムズでした。 何これ?って感じ。4章って薬局で働いてたらわりとわかることの問題が出てくる(何年保存とか劇薬毒薬の色のヤツとか)から過去問さえ解いてれば薬局で働いてるのとリンクして有利だなって思ってたんですけどね。。 問題見た瞬間は??何言ってるん??って思いました。問題の意味がわかりませんでした。 個人的に去年の登録販売者試験の方が難しかったと思うんですが、去年の4章…
2月に『満洲国 - 交錯するナショナリズム』(平凡社新書)を上梓した鈴木貞美のインタビューを東京新聞で読みました。鈴木は歴史学者ではなく、この本は満洲史ですが、その文化についての記述が多いようです。読んでみたいのですが、本は増やさないと決めています。今すぐできる、手許にある満洲に関する本のつまみ読みをすることにしました。文学の面から満洲を考察した川村湊著『満洲崩壊 - 「大東亜文学」と作家たち』(文藝春秋/1997年)の第一章「満洲崩壊」は1945年8月12日に満洲の建国神廟で行われた御遷座の祭典から始まります。満洲国皇帝愛新覚羅溥儀は御神体である鏡を携えて日本に脱出しようとしましたが、8月1…
シリーズ(16)では、軍縮を支持していた世論が、盧構橋事件と連動して起きた通州事件で日本人居留民が虐殺されると、一気に軍部支持に傾いた。あっという間に軍拡のための予算がほとんど審議されず通ってしまった。明治維新からニニ六事件で高橋是清が惨殺されるまで守り抜いてきた財政規律が一気に崩れていったのである。 でも、それは戦闘行為がすぐ終わるはずだから支持していただけだった。蒋介石が率いる国民軍から戦闘を行為をしかけられ第二次上海事変が勃発、日本は首都南京まで追い詰めるが、蒋介石は和平交渉には応じず、重慶に遷都して逃げてしまう。日中間の泥沼の戦いがはじまる。戦闘は終わらず長期化していったのである。 k…
大塚有章(1897-1976)は日本及び満洲帝国の政治家。「大塚反党集団事件」で知られる。満洲協和党第2、3期中央輔導委員(1955-1960、除名)、弘報部大臣(1955-1959)。 満洲映画協会撮影所
みなもと太郎の作品で、風雲児たちと地続きの系譜にはあるが、異彩を放つのは「松吉伝」だ。そもそも「風雲児たち」だって昭和平成令和と描き継がれ、大きな賞を取り、NHKでドラマ化もされたが「誰でも知ってる大ベストセラー」では決して無かった。 (残念な形の完結だが、今後「図書館」に入れるよう、各自で運動することを提案したい。聞いた話だが、図書館の一部は、「連載中」の作品は、収蔵スケールや期間が見いだせないゆえ収蔵の考慮外だが、完結すると対象になる、とも言われる) そして以下紹介する「松吉伝」は元は同人誌的にみなもと太郎氏本人のグループが販売したらしい。(自分はKitさんという、コミケに出席出品してた方…
根岸寛一(1894-1962)は日本、満洲の映画プロデューサー。満洲映画協会理事。 茨城県出身、早稲田大学卒業。新聞社から映画界に転身し、マキノ満男と組んで数々のヒット作を世に送り出した。1934年に日活多摩川撮影所の所長に就任するも、1938年にサンディカリストとの烙印を押され退職、その後マキノ満男と渡満し、甘粕正彦の厚意で満洲映画協会の理事に就任する。結核と闘病しつつ、新国家満洲における臣民教化の目的のため、甘粕と国策映画の制作を指揮した。 戦後は訪満したドナウ連邦宣伝啓蒙省職員らの知見にヒントを得、満映版のニュース映画として『満洲消息』制作を開始した。
魏鐸(1932-)は満洲帝国の映画撮影監督。満洲協和党員、満洲映画協会理事。 営口出身。関東軍の記録映画撮影を手伝ったことがきっかけで、1956年に満映へ入社。『雪中行軍』『三江平原』『長白山』など記録映画にて主として撮影監督を務める。1983年に『逆光』で満洲帝国の映画賞である「金蘭賞」を掴んだ。後、満洲協和党に入党し、満映理事となる。
著者:楊海英発行元:講談社 まとめ この本を読んだ理由 仕事に活かせるポイント 目次 感想 まとめ 戦前、日本は中国東北部に満州国という植民地国家を作っていた。私の夢の一つに中国東北部を一人旅することがある。そんな夢の準備のためにこの本を手にした。馬賊と言ったら中国東北部を語る上で欠かせないからね。ということで、読み進める。そして、驚く。中国東北部には満州国以外の国があったのだ。それはモンゴル。ウランバートルが首都になっているいまのモンゴル以外に、現在の内モンゴル自治区があったのだ。モンゴル聯盟自治政府が。ほんとに、我々日本人は、先の戦争について、昭和初期の出来事について学ばなすぎるな。そして…
2021年07月25日号(通巻653号) 表紙:岸富美子さん(1920-2019) 国立映画アーカイブ「逝ける映画人を偲んで2019-2020」 7月25日(日)13時・8月12日(木)18時『白毛女』 https://www.nfaj.go.jp/exhibition/yukeru202106/ 満映とわたし 作者:富美子, 岸,妙子, 石井 文藝春秋 Amazon
岸信介を主に満州国をキーワードとして描いた書。 満州国は昭和6年(1931)9月18日奉天郊外柳条湖満鉄路線爆破で満州事変が始まる。満州国で建国にあたっては日本の官庁から多くの人材が登用された。第一陣の出発は1932年6月らしい。岸信介は日本で産業開発計画をつくっていた。岸は昭和11年10月商工省工務局長から満州国国務院実業部総務司長に転出し、満州産業開発5か年計画が動き出す。これは主に重工業に資本投下された。 これに対して、石原莞爾主導の「満州農業移民百万戸移住計画案」は昭和11年5月に関東軍から提出され、同年8月に広田内閣で決定された。満州産業開発5か年計画の農業部門となる。 昭和12年7…
安彦良和『虹色のトロツキー』愛蔵版 双葉社 2010安彦良和(1947-)は「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインで知られる漫画家。我が家では次男がガンダムにはまっていたので、私も少し興味を持っていた。 ・ウクライナ、東プロシア、ガンダム2006年秋の図書館総合展で、その安彦氏が登壇するフォーラムがあるというので、出かけて行った。フォーラムのテーマは「海を渡った若者たち」。安彦氏は「漫画で描こうとした大陸と日本青年」という題で、自作の漫画『虹色のトロツキー』について語られた。フォーラムの中心は東亜同文書院という、日本人が上海に1901年に設立した商業学校のことだった。毎年日本から商家の俊英…
満鉄こと南満州鉄道株式会社の設立から終焉まで、まさに全史の本 政治史の中で捉え、いかに満州を巡る日本の政策(国策)が一貫しないものであり、満州支配が混乱したものであったかを論じていく。 その時々の総裁など、人物に注目した記述ですすんでいくので読みやすい 以前、筒井清忠編『昭和史講義――最新研究で見る戦争への道』 - logical cypher scape2あたりを読んだりしたときに、次は、そろそろ満州あたりについてちゃんと読むか―と思っていて 最近、講談社学術文庫のkindleセール*1があった際に購入 元々、講談社学術文庫の興亡の世界史シリーズが気になっていて、その中に満州ものもあったので…