田舎の暮らしで感動したことの一つに空が広いことがあります。 日々刻々と移り変わる空の色と風の光。季節により天気により同じ場所にいても見えるものが違う。その感動を日々刻々と味わっていました。地球に人として生まれて、五感でその幸せを味わう日々。日々植物の生命力や動物たちの知恵を目の当たりにする中で、人が一つの種である生き物として自然の一部であることを、しみじみと感じました。 週二回朝8時に燃えるごみを捨てるために、歩いて家から一筋向こうのゴミ置き場へ向かいます。冬の朝靄の中、深呼吸をしながら歩いていたら、並木の枝に美しいレースが架けられていました。それはまるでレースに宝石が散りばめられているようで…