いま、マイケル・サンデルの「これからの『正義』の話をしよう」を読んでまして。 十数年前にこの本が流行っていた時は「流行ものかあ」と敬遠しておりました。 しかし読んでみるとなんという名著なことか。 読み終わったら書評を書こうとは思います。 で、この本の中に出てきたカント哲学のあたりで自分は感銘に撃たれたわけで。 このカントの哲学について彼女と話しているおり、 「彼のすごいところはこれまでの経験哲学を批判しているところ。帰納的に道徳を証明しようとしたところなんだ」 と自分が言ったんですよ。 そしたら 「いや、それ演繹では?」 あれ、どっちがどっちだっけ? 「でも、N=N+1という仮定から導き出すの…