「漢字指導の新常識」 土居正博 学陽書房 漢字の指導は時間をかけている割には効果が上がっていないことが多い。宿題として、「ノートに2ページ書いてきなさい」などと言われて練習しているが、このような機械的で単調な作業は、子どもにとって苦痛でしかない。意欲も高まらない。多くの教師は漢字の指導はそういうものだと思っていて変えようとしない。これは何とかしなくては。 この土居正博先生の漢字指導は、本当に素晴らしい。漢字50問テストは抜き打ちでも満点続出。子どもたちは夢中になって漢字学習に取り組み、給食時間にも漢字のことが話題に出るようになり、休み時間には「先生、漢字の練習をしていいですか?」と言ってくるよ…