もう読んでいる間ずっと、じわじわじわじわ背中が寒くなるような感触、手が冷たくなるような感覚でした。 これノンフィクションだっけ?と何度か確認したくなるようなリアル。 いや、小説なんだけど。わかってるけど。 確かにここまでは普通はないよね?ってわかるけど。 でも、「ここまででは」なくても・・・こういうのって・・・なんかわかる気がするかも・・・と思わせられるところがまた怖い! 自分は絶対ないって、本当に自信持って何人が言えるでしょうか。 20年前に失踪した家族の娘だという女性が現れるところから動き出す現代。 そして過去の事件、複数の視点。交互に語られる物語。 その流れがうまいなあーと思った。無理が…