ノースキャロライナからユタまで車で往復してきて思ったこと。 荒野は厳しい! テキサスあたりから唇が渇きだし、ニューメキシコ、アリゾナ、ユタにいる間、ずっと私の荒れた唇に血が滲んでいた。 ユタでは国立公園やその周辺で、日中36度にも上がる中、木陰もない岩山をふらふらしながら登る私。 日焼け止めを塗ったのに、腕はガサガサで焦げ焦げ。 ノースキャロライナの山なら、水筒一本も全部飲みきれないんだけど、ここじゃ残りの量を気にしながら、ぬるま湯化した水をチビチビと飲み、いつ熱中症で倒れてもおかしくないな、頭上にハゲタカが舞ってないか、などと考えながら歩く。 何のために私はこんな修行をしているのか、それは……