宇宙とはどのような世界なのか? コペルニクスからガリレオの時代まで過去2000年の間、宇宙は球体が何重にも重なり、その表面に各惑星がひとつづつ貼りついて回っていてその外側に恒星の貼りついた球体があると考えられてきた。何重にも重なった地球儀のように。地動説を唱えたコペルニクスですらそう信じて疑わなかった。 しかし1609年(江戸幕府が開幕のころ)ヨハネス・ケプラーが出版した「新天文学」により、全く新しい宇宙が示された。その中に「諸惑星は太陽の回りを楕円軌道をえがいており、その楕円の一方の焦点に太陽がある。」 すなわち、「宇宙には地球に似た塊が浮かんでおり、それに作用する力で運動している。」 とい…