断られた出版社が、述べ三十社だもんな。 (横田濱夫『しろうとでも一冊本が出せる24の方法』祥伝社黄金文庫) とても実践的な本です。まったくの素人だった横田先生が、1冊の本を商業出版するまでのご苦労と、その過程で身に着けた「本を出す方法」を赤裸々に描いています。 現在ほどインターネット社会ではなく、「出版社への持ち込みや原稿送付」が中心だった時代の話なので、やや古くなっている面もあると思いますが、原則は今でも変わっていないと思います。 この本で僕が最も参考になったところは、この言葉です。 ◇(素人は)ブランドの無さを、特定分野における情報量の豊富さで補うしかない 無名の素人が書いた原稿は、「有名…