今回は少し違う角度の話題を取り上げていきます。 日蓮は法華経こそ最大一の経典であり、そこには「二箇の大事」があると言い、それは「二乗作仏」「久遠実成」の2つの事だと言いました。そしてこの「二箇の大事」から本因本果の法門が示され、それによって「九界も無始の仏界に具し仏界も無始の九界に備りて真の十界互具百界千如一念三千なるべし」と開目抄で述べたのです。そしてこれは従来の仏の姿や成仏という考え方を壊した内容だとも明かしました。 ◆法華経の位置づけについて 日蓮はこの法華経を釈迦の出世の本懐であり、真実の教えが書かれた経典だと言っていますが、これは天台大師智顗の教相判釈に基づいています。天台大師智顗は…