わたしが免許を取得したのは、亡き祖父の意向としか言いようがない。学生時代、「○○ちゃんの運転する車に乗りたい」と言われていたわたしは、その祖父の夢を叶えるだけのために免許を取得した。約束は無事果たし、祖父は数年後他界。実家はすでに軽自動車を手放しており、わたしはもっぱら自転車生活であった。 ゴールド免許と言えども、乗っていないのだから当然である。3,000円と半日をかけて更新する意味も感じないし、今後、自家用車を購入する予定もない。なんせ維持費も掛かる。流行りのSDGsを考えれば電気自動車ということになるが、それもコストがかかりすぎるし、電気ならいいという話でもない。さいわい、市バスは不便なが…