日曜日。昧爽起床。雨。 シロクマ先生が「キツくなっていく近代人の条件と、その近代人から落伍しそうな私自身」というブログエントリを書いておられた。我々が現在まさに「言葉」「概念」の奴隷となって生きている、それを如実に示した記事だと思う。 「生きている」といったが、そんな状態の人間は、じつはほとんど「生きているとはいえない」ともいえるだろう。もはや、言葉に絡め取られすぎて、「生のリアリティ」とでもいうものが、わからなくなり、感じ取れなくなっている。そんなふうに生きていて、いったい人生に何の意味があるといえるのか。ああ、そうだった、生に意味などないのだったな、でも、弱い我々は、生に意味を見出さずに生…