元禄16年9月25日。巳(午前9時)から文左衛門は瀬左・加兵と熱田を詣でる。神宮寺の堂などは大方でき上る。夜、隼人正を白林寺に葬る。
文禄16年9月9日。阿知波千五郎の山で男が縊死する。熱田神宮寺の瓦を請け負った瓦師であった。金元(金主)が潰れたので迷惑した者がとても多かった。この瓦師もこのため縊死した。