あちこちで種火が上がり始めたことに例えられる地域紛争の拡大は、懸念される世界情勢になってきたと感じる。燻っているたき火の火は、発火条件が整えばいつか一気に燃え上がる。発火条件とは、たき火にくべられる発火材料(例えば、薪)とその状態(湿っているか乾いているか)および発火を導く空気の吹き込みである。 たき火の火はいつ一気に燃え上がっても不思議ではない状況に確実に近づきつつあり、考えたくはないが紛争の継続・深刻化における、ヒロ××・ナガ××の悲劇再来や第〇次×界大△等「歴史は繰り返す」の悪夢を予感させ始めた。