統計の検定には「両側検定」と「片側検定」があります。これらの使い分けが分かりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか? 今回は、ダイエットを例にしながら、両側検定と片側検定の違い、そして使い分けのコツについてお話しします。 両側検定と片側検定って何? 簡単に言うと、両側検定はデータが「増える場合」と「減る場合」の両方を検討します。片側検定はデータが「増える場合」または「減る場合」のどちらか一方だけを検討します。 どちらを使うかは、検証したい仮説によって決まります。 ダイエット効果で考えてみる 例えば、新しいダイエット方法を試して「体重が変化するか」を検証するとしましょう。このとき、以下のよう…