宝永8年4月22日。辰半(午前8時)過ぎ、公は馬で機嫌よく到着する。黒塗の笠、茶の羽織、茶宇の袴で安井から馬に乗られる。昨夜亥(午後9時)前、土田を出発し、丑半(午前2時)過ぎに小牧に到着する。今日卯半(午前6時)過ぎに小牧を出発する。志水から中村又蔵横丁を通り、片端通りから本町門より入られる。山城守は申(午後3時)頃到着する。木曽路山村甚兵のところでは五十人までに二汁五菜の料理を出し、二汁・生鯛と云々。夜は当番にそば切を出す。全てが丁寧で、とても機嫌がよかったと。犬山へ出向かれた時の料理と同じであった。千村平右でも二汁五菜であったが、料理は質素だったと云々。