これまで、排卵同期化プログラムについて、①と②について説明させていただきました。今回は、PGF2α(以下PG)とGnRHを利用してより短期間で授精に向かうことができる③について、自分が後輩に教えることが出来る程度にまとめてみました。 CIDRとエストラジオールを併用したプログラム オブシンク PG-GnRHショートシンク or PG-PG-GnRHショートシンク PGによって黄体を退行させ発情を起こし、授精に向かう方法は、臨床獣医師の先生方がもっとも多く利用する薬剤を使った繁殖管理法であると思います。 発情・排卵日をday0とした場合、day5や6であれば、形成中または形成された機能性黄体に対…