「子どもが実験に取り組む前に、実験の結果を一生懸命に考える」こんな姿を理科の教師としては求めてきた。しかし、うまくいったと思える授業は38年教師を務めてきたがそれほど多くない。 そんな数少ない授業についてお伝えしていきたい。少しでも授業のヒントになればいいと思うのですが。 4年「物の温度と体積」の中の「空気を温めると体積はどうなるだろうか」 丸底フラスコに入っている空気を温めると、フラスコの口に付けたシャボンが膨らんでいく。この実験は普通に行われる。しかし、 フラスコを上下ひっくり返して温めたらシャボンの膜はどうなるだろうか。 授業で子どもたちに考えさせた。 多くの子供たちは、温められた空気は…