報道陣に公開された、建設が進む大阪・関西万博会場の大屋根リング=4月8日、大阪市此花区の夢洲(恵守乾撮影) 開催まで1年を切り、急ピッチで会場予定地の整備事業が進む2025年の大阪・関西万博。カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の開業も見据え、会場の夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)では建設工事が本格化している。こうした中、大阪府警は暴力団の排除に注力。7月には改正府暴力団排除条例が施行され、暴力団と建設事業者との利益供与に厳しい罰則が設けられる。背景には過去の開発事業を巡って、利権が暴力団に流れた経緯がある。 「資金流出、絶対防ぐ」 世界最大級の木造建築物となる大屋根(リング)が徐々に浮かび…