犬塚理人 「灰色の評決」犬塚さんの作品で面白そうなものを見つけたので読んでみました。 主人公の男性はある事件の裁判員となっていた。犯人が別にいて被告人は冤罪なのではと考える裁判員が数人いたが最終的には裁判員全員が有罪と判断して結審し、死刑判決が下る。その後彼はその時一緒に裁判員をしていた女性と交際し結婚を申し込むが彼女は控訴審された先の事件が終わるまで待って欲しいと言われては返答が貰えず、その数日後に彼女は姿を消してしまう。先の事件の被告人は冤罪だったのではと彼女は疑い始めたようであり、それを調査している途中で行方知れずになったようだと判明する。婚約者の行方と事件の真相を探るというお話。 裁判…