先月、フランスの空港でSNS<テレグラム>創業者パヴェル・ドゥロフが逮捕された。日本ではあまり馴染みのないSNSだが、1対1の秘話(*1)ができたり一定期間でメッセージが消えるなど、犯罪にはもってこいの仕様。ディープフェイクポルノ、児童ポルノ、麻薬取引、マネーロンダリング等に「活用」されている。多くのSNSが「コンテンツモデレーション」を進める中、イーロン・マスクの<X>とこの<テレグラム>は、規制に後ろ向きだった(*2)。 しかし、今週保釈された彼は「犯罪者が悪用しやすくなる状況に陥った」と認め「大幅な改善を確実に実現」すると述べた(*3)。ロシア人だがウクライナ人の母親を持ち、ロシア当局か…