山梨県立文学館で8月28日まで「文芸雑誌からZINEへ 古今同ZINE誌」が開催された。そこでは、ZINEとは「それぞれが好きなテーマを自由な手法で冊子にまとめたもの」とされている。また、ばるぼら・野中モモ編著『日本のZINEについて知っていることすべて:同人誌、ミニコミ、リトルプレス 自主制作出版史1960~2010年代』(誠文堂新光社、平成29年11月)の野中「わたしたちは日本のZINEの黄金時代をいまだに知らない」では、「誰にも頼まれていないけど自分が作りたいから作る自主的な出版物」とされている。表現は異なるが、同じことを言っていると思う。 若き日の私も、SFの同人誌(当時はファンジンと…