「試衛館の青春」のその後ともいうべきこの作品。驚きました。こんな新選組本読んだことない。これはユーレイの語る新選組なのです。死んでしまった後の山南さんや藤堂平助くんや、沖田総司くんや。死んでしまった後、その気持ちを語るのです。こういう切り口ですか!とびっくりしました。 でも、このやり方で、私たちは、山南さんや、平助くんや、総司くんの、本音というか、本当はどう思っていたのか、という気持ちを知ることができるのです。新選組好きなら、一度は思ったはず。脱走事件を起こして死んだ山南さん。どう思っていたのだろう?どういう気持ちで切腹したのだろう?山南さんに聞いてみたい・・・。 伊東甲子太郎について新選組か…