2020年12月に中国の最大手ネット通販プラットフォーム企業であるアリババに対し、中国独占禁止法違反を理由とした過料が課され、また調査が開始されたことは日本でも大きく報道されました。 www.nikkei.com 上記の処罰は、アリババが銀泰商業(集団)有限公司の持分を取得したことが独占禁止法で定める経営者集中(日本でいう企業結合)に関する規定に違反したことを理由としてなされました。また、その後に開始された調査は、アリババによる事業者に対する「二者択一」(中国語は「二选一」)という行為が独禁法違反に該当するということが理由とされています。 アリババについては、傘下のアントグループの上海、香港両…