いわゆる配偶者が先に寝室で寝ています。 ダブルベッドを使用していますが、僕がベッドに行くと、たいがい僕の定位置には、くしゃっとまるめて置いてあるタオルケットに寄りかかり、こてつ君が美輪明宏さんのように前足を組んでくつろいでいます。 どうしたんだい? と、美輪さんのように語りかけそうな表情を無視し、おりゃっと背中を押して位置をずらします。それでも、ずらす距離は最低限にしてあげますので、僕は壁に背中を預けるようにして隙間に入り込むのです。 僕が横になると、こてつ君は起き上がって伸びをし、向きを変えて寝る態勢作りをしますが、たいがい、僕のお腹あたりに背中を預ける形で寄っかかってきます。 この姿勢がし…