玉手箱を開けた浦島太郎は、なぜおじいさんになってしまったの 毎日新聞コラム「余録」の解釈がおもしろいです。 「玉手箱」を辞書で調べ、その語源の欄を見ると、「タマデバコ(魂出匣)の意か」という古い辞書の説を紹介していた▲ 昔、魂を身の外に出して保存すると不死身になるとの信仰があった。「外魂(がいこん)」信仰というそうだ。 浦島太郎が玉手箱を開けて老人になったのも、自分の魂の入った箱を知らずに開けた話と解釈することができる。つまり魂出箱である▲ 浦島太郎を深掘りする 浦島伝説について、冨倉徳次郎 博士 (駒沢大学名誉教授) の解説を紹介させていただきます。 『浦島太郎』は日本の代表的童話ですが、そ…