理科の観察・実験に対する動機付けを期待-価値理論(期待×価値理論)の観点から。 中学生n=267を対象に調査法。自己効力感(期待)・興味,ポジティブ感情,思考活性志向(価値)・学習方略を測定。 結果として、期待×価値の乗算的効果が確認された。自己効力感と思考活性志向がともに高い(低い)とき、ポジティブ感情は問題解決方略の志向を正に説明する。自己効力感と思考活性志向どちらかが低いとき、ポジティブ感情と問題解決方略の関係性は有意ではなくなる。 ポジティブ感情→「課題を行うことで得られる楽しさ」である興味価値の、興味の強さを意味する。思考活性志向→原田ら(2019)の価値の認知の想定より引用、「現象…