岩槻駅にある観光案内所に「『瓦鍾馗』に合いにきてください。」というパンフレットが置いてあった。 これは約10年前に作成されたものらしい。 沖縄の屋根の上には「シーサー」が祀られています。岩槻では江戸期から屋根の上に「瓦鍾馗人形」が祀られ、昔は四~五十軒の家にありました。家の建て替え等でその姿は少なくなりましたが、今でも二十数軒が確認できます。特に本町「市宿」御成道周辺では、十一軒で確認できます。鍾馗は、邪鬼や悪魔を追い払うとい れる中国の神様で、瓦鍾馗には疫病や災害に合うことなく、健やかな毎日を送るための加護を仰ぎたいという人々の願いが込められています。長い間にわたり、雨風に打たれても、なお凛…