オーバーリアクションな甘味王子 外回りの営業という職は、大変なこともあるかわりに仕事がうまくはかどった場合など多少は時間ができる。多少手間取って遅くなった(もしくは遅くなるふうを装って)としても、直帰という技を持ってくることで、出先で楽しみを見つけることもできる。 どの程度をサボリというのかは別だが、サボリはいくつかプランがあるから楽しいのであって、行き当たりばったりの目の前に来た列車に乗るみたいな世界旅行規模の気ままでは、なかなか楽しめない。 「仕込み早めに終わったから、公園でひと休みしてくれば」 下働きの時にはこんな優しい言葉をかけられて、私も汗をふきふき外へ出かけたことがありますが、こう…