或る画家とその絵のお方と暮らす。 私は絵を見るのが好きだ。 色使いやその筆者の心境時代背景を見るのが好きだ。 その人の作品を見ているとその世界に、自分の体験出来なかった人生をすこし垣間見える気がして若い頃はよく美術館に行っていた。 鑑賞というのは、特に人が作ったものに関しては如実にその世界に浸る。 私はあまり映画やアニメは見ないのだが、没入感というものが面白さを引き立てるのだろう。 今回はある絵、一口に絵とは言えない、あるお方との話である。 ちょうど一年前、ある大規模な作家の集まる展示会に行ったことが事のきっかけだった。 私は初めてそれに参加した。 もちろん参加者として。 ライブペイントなんか…