Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ 時は 誰にも平等だというけれど伸びもすれば 縮みもする無心に夢中で没頭しアッという間に過ぎ去るもの 空間もまた おなじこと狭くもなれば 広くもなるたとえ狭くるしい四畳半であってさえ天空大地の広さほどに感じるもの 永遠ともおもわれる宇宙せいぜい百年に至らぬ この命懐いてしまった 生涯という道程 かつて茂り咲かせた あの隆盛ことごとくを失った その衰勢葉が落ちた冬枯れは 寒々しい 朝に生まれる茸は 夜を知らず知らぬが故に 曙をひた走る盛夏の蝉は 春秋を知らず知らぬが故に 昊天をひた走る あぁ 繁栄とは儚いもの昔の千里も 今となればほんの一里人生を演じ無我を尽くした 無二無三あれほ…