ふっと思った わが身も生身の人間であることを そして ソクラテスも、シェイクスピアも、モーツァルトも 現代、世界には困っている人々の救済に命がけで身を挺して貢献されている凄い人々がいる。そういう方々のニュースを見たりそういう方の話を聞くと、心動かされる。と同時にオレにはとてもできそうもないなと思う。 この時何か、ふっと湧き上がって来たものがあった。 待てよ。今オレはここに、「生身」の人間として生きているのではないか。この生身の人間としては、これらの人々と全く同じ人間ではなかったかと。確かにこれらの人々は、人類社会に対する貢献・献身という意味では、わたしとは雲泥の差がある偉業の実行者である。しか…