最近出たノンフィクション「殺しの柳川」について本格的な書評レビューを書きたかったんだけど、ままならないまましばらく手放す(友人に貸す)必要が出てきたので、とりあえず感想を箇条書きでメモしておく。 殺しの柳川 日韓戦後秘史作者:明洋, 竹中小学館Amazon在日に愛され、在日に憎まれた男の真実最強の「在日ヤクザ」と称された柳川次郎は、1969年に柳川組を解散すると日韓の架け橋として両国を行き来した。全斗煥時代には政権中枢に影響を及ぼすも、民主化とともに力を失い、志半ばで1991年に没した。柳川が堅気となった後半生は、これまでほとんど語られたことがなかった。暴力的なイメージゆえに、日本人社会だけで…