ノンフィクション

日本のどこにでもよく見かける「インドカレー店」の謎がわかる本。店の開店までや経営的なことだけでなく、カレー店の家族のことなど、移民の抱える問題を広く知ることができるおすすめの本です！ 読み始めたきっかけ 魅力①：よく見かけるインドカレー屋さんの謎がわかる 魅力②：カレー移民の抱える問題を知るきっかけ 刺さった言葉 読書メモ さいごに

2024年2月に発売されたトリシア・ロマーノ著『The Freaks Came Out to Write: The Definitive History of the Village Voice, the Radical Paper That Changed American Culture』（日本語意訳 奇才たちが筆を執った：アメリカ文化を変えた急進的な新聞『ヴィレッジ・ヴォイス』の歴史決定版）は、伝説的なオルタナティブ週刊紙「ヴィレッジ・ヴォイス」の証言に基づく歴史書である。1955年の創刊から2018年の廃刊まで、「ヴィレッジ・ヴォイス」は、ニューヨークのカウンターカルチャー、政治、芸術…

いや、これはまた凄い本が出ましたよ。 というのも、辺境ノンフィクション作家の高野秀行さんの新作の件です。 酒を主食とする人々 作者:高野秀行 本の雑誌社 Amazon 『酒を主食とする人々 エチオピアの科学的秘境を旅する』って、タイトルからしてもうヤバい。 何でもエチオピアには幻の酒飲み民族が存在すると。毎日、朝から晩まで、大人も子供も関係なく、酒ばかり飲んで暮らしていると。しかも、身体は健康そのものだと。 そんなバカな。 これは絶対、読みます。ちゃんと熟読させていただいてから、改めて紹介したい本です。 ところで、高野秀行さんといえば、年始に特集をやらせていただきました。 book-trave…

2024年8月発売のブライアン・ヴァンデマーク著『Kent State: An American Tragedy』（日本語意訳 ケント州立大学：アメリカの悲劇）は、1970年5月4日、ケント州立大学で発生した、ベトナム戦争抗議学生に対してオハイオ州兵が発砲した事件を、多角的な視点から徹底的に検証した力作である。発砲により4人の学生が死亡、9人が負傷したこの悲劇は、アメリカの学生がアメリカの軍人と対峙し、アメリカ人がアメリカ人を殺害するという、言葉では言い表せないほどの衝撃を社会に与えた。事件から54年が経過した今、著者は綿密な調査と証言を基に、この国家的悲劇の真相に迫り、現代社会における暴力と…

ここ二冊ほど元社長がギャンブルで会社の金を使い込んで逮捕されたノンフィクションを読んでいた流れで、似たジャンルのこちらの本を読んだ。 前科者経営者――どん底からの逆転人生 作者:髙山 敦 プレジデント社 Amazon

フジテレビ「ザ・ノンフィクション」 落語の「与太郎」を地で行く様な人生ラジオでナイツの塙さんが紹介していた、面白い番組。 ザ・ノンフィクション クズ芸人の生きる道～57歳 婚活始めます～ 1月5日(日)放送 フジテレビ 話を聞いていると、面白そうだったので、ティーバーで見てみました。 まずは五年前 「クズ芸人」として既に「ザ・ノンフィクション」に登場した事のある「小堀敏夫」さん（57歳）。 五年前までは「ワハハ本舗」に所属し、お笑いコンビ「ガッポリ建設」を組んでいましたが、ネタ見せ当日に「歯が痛くて一歩も動けません。…今日は休みという事で」と言っては、パチスロに行く等して、何度も稽古サボる。睡…

高野秀行さんは、世界各地の辺境を舞台に、独特のテーマでノンフィクションを発表してきた方です。 高野さんのモットーは、「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く。」というもの。 高野さんの軽快な文章はユーモアに満ちていますが、内容はいたって真面目。人間や社会について考えさせられるものが多いです。そんな高野さんの本を紹介していきたいと思います。 辺境の内側から世界を見る コンゴ・ジャングルサバイバル『幻獣ムベンベを追え』 熱き大河の船旅『巨流アマゾンを遡れ』 ミャンマー少数民族の村へ『アヘン王国潜入記』 ミャンマーゲリラと共に道なき道をゆく『西南シルクロードは密林に…