秋田県の男鹿半島、というと、近年はゴジラ岩で有名になった。 この近く、崖の下、海のすぐ脇に、温泉跡がある。 今でも、湯が沸いている。 この上にホテルがあり、その温泉の源泉がここなのである。 海が荒れていたら、波を被って見えなくなるだろう。 かつて営業時には、船で行くしかなかったと聞く。 確かに今のように道路が整備されていなかった時代は、この急峻な地形では各地域移動は船が主だった移動手段であっただろうと思う。 私は海と岩が好きなので、このような地形は、心が躍る。 今は通っているのかいないのかわからない、金ヶ崎、というバス停が、ここに降りる目印である。 茂みを除くと踏みあとがあるので、それに沿って…