番匠幸一郎氏の講演 かつて、沖縄では日本軍を彷彿とさせる自衛隊に対するアレルギーは相当なものがありました。1972年に日本の統治下になったものの、米軍基地は県民に返還されず、さらに自衛隊配備が加わり、踏んだり蹴ったりの「復帰」。県民の不安や怒り、動揺という騒然とした世情の中で、自衛隊沖縄地方連絡部が編成されました。 そうした活動に携わってきた沖縄県隊友会名誉顧問、石嶺邦夫氏と、元陸上自衛隊西部方面総監陸将で丸紅(株)顧問の番匠幸一郎氏の防衛講演会がありました。 県民の4人に1人が亡くなった沖縄戦。石嶺氏の親戚・知人に日本軍の蛮行に逢った人はいなかったのか。戦争になったら、軍は住民を守らないとい…