「犯罪は社会を映す鏡」という言葉があります。これからの犯罪についての記事では、犯罪本の批判を通じて、日本人の道徳について考察していきます。 この記事のタイトルの「日本では検察が犯罪を作り出せる」は「アメリカ人のみた日本の検察制度」(デイビッド・T・ジョンソン著、シュプリンガー・フェアラーク東京)からの借用です。 犯罪本批判をする前に、総論として、上記の本を元に、日本の刑事裁判の問題点を指摘しておきます。ただし、この本は2004年に出版されており、まだ裁判員制度が設けられる前なので、現在既に改善されている点はあります。 日本の刑事裁判の被告人の権利は、先進国で最低でしょう。日本は「検察官の楽園」…