★★★★ 赤石路代による長編マンガ。大震災の後、実験中だったウィルスが拡散し、それを吸った子どもたちが死亡、もしくは脳内の或る働きが異常によくなるという現象が起こり、政府は異能の子どもたちを隔離し、事件をなかったことにしようとする… という設定。東日本大震災と、その後の政府のさまざまな隠蔽工作などから思いついたストーリーなのだろう。東日本大震災直後の連載なので、コロナの騒動については知らなかったはずなのだが、そのあたりの政治もの、現代ものとしても読めるマンガであった。「月刊flowers」連載なので、少し年齢層の高い読者を想定しているのだろうが、それにしては政府や警察などのシステムがうすっぺら…