新疆ウイグル自治区ウルムチにおけるコロナロックダウン中の住宅火災をきっかけに、上海をはじめとした中国の多くの地域で、また国外で、中国人による抗議運動が広がっている。この一連の抗議運動は、中国共産党・習近平体制によるいわゆる「ゼロコロナ政策」による過酷な都市封鎖に対してだけでなく、その事実上の独裁体制にたいする反体制運動の文脈をも含んだ、マルチ・イシューな革命運動になりつつある。 反体制的な言論に対する弾圧が恒常的に行われて来た中国において、何も書いていない真っ白な紙がこの一連の運動の象徴の一つとなっており、すでに「#白紙革命」「#A4Revolution」といったタグがこの運動を指し示すものと…