「白鯨のゆがんだあぎとでも、死のあぎとでも、わたしはひるみません。エイハブ船長、それがちゃんとした商売の道理にかなっているのならば、です。わたしがここにおりますのは、鯨をとるためでして、船長の復讐に手をかすためではありません。たとえあなたの復讐がうまくいったとしても、鯨油にして何バレルになるでしょうか、エイハブ船長? ナンターケットの市場では、さしたるもうけになりませんよ」(メルヴィル『白鯨(上)』岩波文庫、2004) こんばんは。金曜日は旧友との「思いがけずディナー」、土曜日は作家・映画監督の森達也さんによる「思いがけずリポスト」、そして日曜日の今朝はNPO授業づくりネットワークの理事長であ…