ライアル・ワトソン著の『生命潮流』で発表されたもので, ライアル・ワトソンは“イモ洗い行動をするサルの数がある臨界値を越えるとその行動は 群れ全体にとどまらず, 隔絶した場所に棲息するサルにも伝わる”と考えたのです。 そして, その臨界値を便宜的に「100匹目」と表現したのです。 この考えは1981年に発表された「シェルドレイクの仮説」−生物の形や行動パターン, さらにこの世界の物理的なシステムは『形の場』の成立とその『共鳴』によって, 過去にそうであった形態に導かれ, それを継承している
…と第一記述者は記述しているが、実はワトソン博士はそれについて、後日「Whole Earth Review」1986年秋の号で「It is a metaphor of my own making(私が作ったたとえ話だ)」と否定しているようで、「参考文献」として挙げられている河合雅雄博士の論文「KAWAI, M ’Newly acquired precultual behaviour of the natural troop of Japanese monkeys on Koshima Island,’ Primates 6: 1-30, 1965.」には、上記のようなエピソードはまったく書かれていないらしい。
この件についてさらにくわしく知りたい人は、以下のサイトなどを参考にされることを望みます。
百番目の猿と訳されることもある。