的を射た

戦後80年に考える＞国と地方の関係 分権と自治を再興する時（２０２５年１月７日『北海道新聞』－「社説」） 日本国憲法と地方自治法は1947年、同時に施行された。 新憲法は明治憲法にはなかった地方自治を保障し「地方自治の本旨」に基づくと規定した。 この本旨とは、地方の政治と行政は住民の意思に基づいて行う「住民自治」と、国から独立した団体に委ねる「団体自治」を指す。地域のことは住民自ら決めるということだ。 自治を後押しするのが地方分権である。1990年代に機運が高まり一定の進展があった。だが近年は急激な人口減少もあり、自治の力が低下する一方、国の統制が強まっている。 昨年は地方自治法が改正された。…

▶︎”間”が気になる。至る過程、その道筋が、追えない飛躍を経ずに繋がっていること。それを望んでいるのだろうか？ ”間”は、どんなに緻密な連続の中にも見出すことができる。それが、人の心の動きだったり、その集合としての社会の動きだったりすると、尚更気にかかる。どう繋がるのか？ 心の機微が、どのような過程を辿って、今のこの眼前の状況に繋がるのか？と。 かつて、境界という概念に関心があった。空間を扱うコミュニティに身を置いていたから、自然にそこに至ったのかもしれない。境界は、つまり”間”だ。隔たりと繋がり。どちらに意味が荷重しているかで、異なる用語なのかもしれない。今思えば、両義的な概念であって、対象…

1/1 年が明けてあっという間に1時間が経った。松任谷由実の「A HAPPY NEW YEAR」を小さな音で聴く。 6時半ごろ起きてランニング。実家近くの公園を3.5キロ。山の間から日がのぼるのを写真に収めた。 昼前に実家を出る。帰る前に、例のマクドナルドに行ってみる。現在はドライブスルーのみの営業とのこと。まあそりゃそうだよな。 高速バスに乗る。天神に着き、軽くなにか食べて帰ろうと思うも、元日だからチェーン店しか開いていない。しかも割と並んでいる。並んで待ってまで吉野家とか入ってもなあ……と思いながら、ダメもとでふだん激混みのサイゼに行ったらガラガラだった。新春サイゼ。いつもは酒を飲むための…

（イラスト／てぶくろ星人） 私、フリーライターの水野康子と申します。 50代、非正規、単身世帯、マネジメント経験なし。そんな私が築42年の団地で手探りしながら理事長として駆け抜けた1年を振り返ります。 3回目となる今回は、理事長就任直後の断水にフィーチャー！ 名ばかりの理事長＝私はひたすらオロオロするばかり。 団地のピンチを救ったのは、他ならぬ団地のベテラン住人たちでした。 ■前回までのあらすじ 水野が暮らすのは1980年代に建てられた公団の分譲団地。全住人が持ち回りで管理組合・理事の役を担ってきた。任期はたったの1年だが、高齢者には重い負担となっている。 「若い人に任せたい」の声も日増しに高…

⚠️ 自公政権理解「消費税とガソリン税は上げれば上げるほど搾取できるものなり」 ---------------------------------------------⁉️クエスト1↓くるまのニュース2025年1月4日配信【国民ブチギレ！ 政府「ガソリン価格“10円”あがります」 12月と1月の2段階で家計の負担増！ 「ガソリンの暫定税率」廃止も実現は先… 政府のイジメに国民はウンザリかガソリン補助金なぜ無くなる？ ガソリン減税は廃止だけど…いつ？ガソリン価格が2025年1月16日からさらに5円ほど値上げます。すでに2024年12月19日にも5円ほど値上げしており、この年末年始で10円高くな…

KOYAという活動を初めて少しずつ『話を聞きたい』とか『見学に行きたい』っていう人が増えてきています。昨年は既に活動をしているSさんがDさんの紹介で来てくれ実りのある話を聞けました。そして1/4は今年最初の見学者がありました。 とても楽しい時間が過ごせました。やはり『何かをしている』とか『何かがしたい』っていう思いがある人はいろいろ質問してくれ僕の考えを伝えたり体験を話したり、逆にその人の考えを聞いたり互いに良い刺激になります。僕自身はコミュ障の側面があり特に若い女性はやや苦手意識があったりします。オジサンに対する壁みたいなものを感じることも少なくありません。ですがそれ大人の女性になると和らぎ…

成功するためには「優秀な人間」にならなくてはいけないと思っていた。ただ、もっと有効なやり方がある。 成功するためには「優秀な人」は必要。まあ、それはだいた的を射たことだと思います。問題は、その「優秀な人」をどう考えてどう用意するかということ。 山下誠司さん著「年収１億円になる人の習慣」からの言葉。 優秀な人が成功するのではありません。優秀な人に支えられた人が成功するのです。 年収１億円になる人の習慣 作者:山下 誠司 ダイヤモンド社 Amazon 成功するためにある程度「優秀な人」が必要。だけど、自分がその優秀な人になる必要はない。もともと存在する優秀な人に支えもらえればいい。 たしかに、その…

過去、コミュニケーションがうまくいかなかった時期の "心の悲鳴" を凝縮し、太宰治『葉』を参考にしてまとめました。 （７年くらい前に書いたものです）。 太宰治『葉』 https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/2288_33104.html これを読んで、見たくないものを見てしまったと感じる人もいるかもしれませんが。 深いところにある自分の根本的なサイクルの仕組みを突き止めようとすることこそ、【変わる】ための一歩だと思います。 奥底を見つめ続けることで、自らの、全く自覚もなしに囚われている、心の牢獄を、描き出すことができるかもしれません。 でももちろ…

あなた: 答えの出ない問題についての思考実験を行いたいと思います。 テーマは「社会が選ぶ価値基準の優先順位」です。 注意宣言 これからの議論は、以下の内容を含むことがあります。あくまで思考実験や仮説による考察を行うものであり、これらの考えや意見が現実の行動や価値観に反映されるべきだとは一切思っていません。以下の点を理解の上でご覧ください。 宗教・神についての考察 これから過去の実在する宗教に触れ、仮説や理論を基に考察します。宗教に対する揶揄や毀損を目的としたものではなく、単なる思考実験として取り上げます。 政治やマナーについての考察 政治や社会的マナーに関する考察を行いますが、これらはあくまで…

「ついやってしまう」体験のつくりかた 人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ（2019; 玉樹真一郎） 感想の概要 ★★★★☆ 分析としては、ハウツー本にありがちな、大きな理論ですべてを説明しようとしすぎているきらいがある点が気になった。 一方で実用的な部分で見れば、プロダクト・体験のデザインで重要なことを見事に指摘しており、そういった「仕掛け」を扱う職業の人々には有用だろうと感じる。 総合的には十分有用であり、重要な気付きを含むため、ぜひ他人に勧めたい。 本文 きっかけは職場の先輩からの勧め。以前から任天堂のプログラマーが書いたアフォーダンス関連の本があるという話は聞いていたため、この機に読…

お前は上から目線すぎるといつも言われる。上から目線の辞書的な意味としては「俗に、上の立場の者が下の者に対して示す言動。人に対して露骨に見下した態度を取ること。」(デジタル大辞泉(小学館))だそうな。前半部分はある意味当たり前のことであり、後半部分がトラブルのもとになる。後半部分のような態度を相手が取る理由は、言われる側も分かっていなければならない。まずは前半部分について。実際のところ、自分はプロジェクトにおける立場は上の方だったりする。だから、その立場からものを言うのは当たり前、という意識がある。いわゆるポジショントークをしている意識は常にあるし、しなければならないとも思う。立場に準じた発言を…