前回記事は、戦争や軍隊にまつわるイヤな話を取り上げるシリーズ記事の第5弾でした。 oplern.hatenablog.com 上記記事では、少し結核について触れています。 結核は、結核菌により主に肺に炎症が起きる病気です。戦前戦中の日本では「国民病」や「亡国病」といわれるほど猛威を振るい、死因順位の首位を占めることの多い病気でした。 結核の高い罹患率・死亡率は軍事上も問題となり、特に人力政策(労働力確保および兵力確保)の面で重大視されます。兵力の減少と生産力の減少が同時に起きてしまいますので、当然ですね。総力戦においてはなおさら。 戦時においては特に罹患率・死亡率を低く抑えたいところですが、1…