夏の着物は、色彩、柄などの視覚的な涼しさと、通気性、肌触りなど実質的な涼しさが工夫されています。 見た目の涼やかさは、着ている本人だけではなく、見る人にも涼感を与えるという、 日本的な細やかな心配りが込められていると思います。 猛暑の中の普段着の着物ですが その扱いの手ごろさ、着心地を考えますと 綿、もしくは麻と、ポリエステルの交織の、しかも極々細い糸で織られた物をお勧め致します。 私の着物で、一番着心地が涼しいのはこれです。 上布(ごく細い麻の糸で織られた反物)のようなこの着物に合う帯は、ごくごく普段使いの名古屋帯です。 帯をかえて3パターンをご覧ください。 ~その1 先日、桔梗の花が金魚に…