盛本昌広氏の戦国合戦の舞台裏を読んだ。後方支援とか兵站が戦国時代どの様であったのだろうかという興味から本書を読んだのだが、本書のカバーしている範囲が意外と広く、後方支援とか兵站に関しては触れていることは触れているのだが、知りたいと思っていたことはあまり得られなかった。本書でカバーしているのは、出陣、進軍、兵站・軍事物資確保、陣地内の生活、対陣・防御、退陣、陣取の項目。本書にも書かれているのだが、兵糧自弁が原則だというのだが、果たして本当なのだろうかというのが第一の疑問だ。一週間ぐらいの出陣期間ならまだしも、期間が1か月以上にも及んだ場合、各自で食糧等を確保していたら合戦にならないだろうというの…